2021/5/24
色による立体感の違い
トリックアート刺繍 第7回
本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。
トリックアート刺繍の第7回目です。
今回は、色による立体感の違いを紹介します。
立体感
同じ図形を使って、配色の違うトリックアート刺繍を2種類作りました。
左の刺繍は、図形の中央部が飛び出て見えるのに対して、右の刺繍は凹んで見えますね。
次に、生地ごと時計回りに180度回転させます。左が飛び出て、右が凹んで見えたものを180度回転させるので、左右反対に見えるはずですよね。
生地を180度回転させました。目印の●が右下にきています。図形の見え方はどうでしょうか?
回転させたのに、先程と同じく左の図形が飛び出て、右が凹んで見えます。不思議ですね。
明度差
色は、明るいところは光が当たったように、暗いところは影のように見えます。
先程の図形では、飛び出て見えるものと、凹んで見えるもの、それぞれ光が当たる面に明度の高い糸、影の面には明度の低い糸を使うことで、立体的に見えるようにしています。
生地を180度回転させることによって、光が当たっている面と、影の面が逆になり凹凸も逆に見えるトリックです。
平面の生地に、平面の刺繍をして立体的に見えるのは不思議ですね。
刺繍のデザインに立体感を取り入れてみるのもいいですね。
精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。