2021/4/5

ミシン針の交換

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

前回の記事では、「ミシン針の番手」についてお話しました。
ミシン針は、サイズや種類が糸や生地に適していないと、縫い目の不良、糸切れ、目飛びが発生する要因となりますので、使用する糸や生地によって、適した針に交換して使用します。
また、針先が摩耗したり曲がっていても、上手く縫えなくなりますので、針が傷んだ時は新しい針に交換します。

曲がった針の見分け方

上の写真のように針が折れていれば、見た目で分かるのですが、針先の摩耗や、微妙に曲がったりしていると見た目ではなかなか分かりません。
そこで、針が曲がっているかを確認するには、針を平らな面に置いて、指先で転がします。

針が曲がっていなければ、軸がズレることなくスムーズに回転します。
針が曲がっている場合は、回転すると軸がズレているので針先が不規則な動きをします。
針先が曲がっているかは、針を転がして判断します。

針先の摩耗のチェック

針先が摩耗しているかを確認するときは、針先を軽く爪に当てて確認します。

針先が摩耗していなければ、針が爪に引っ掛かります。針先が摩耗している場合は、針が爪に引っ掛からず滑ります。新しい針と比べて、爪にかかる抵抗で摩耗しているかを判断します。
包丁の刃先の確認と同じ要領です。針先で怪我をしないように注意してくださいね。

その他にも、針に糊や粘着物などが付着すると、上手く縫う事ができませんので、チェックが必要です。

粘着物が付着した針
粘着物が付着した針


縫い目の不良、糸切れ、目飛びなど、上手く縫えないときは、針をチェックしてみてください。ミシン針は消耗品です。生地と糸に適した針を使い、傷んだ針は新しいものと交換して下さいね。

精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。

ホームへ先頭へ前へ戻る