2020/10/19

文字の刺繍・文字の構成

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

前回の記事では、同じ文字を使って「サテンとタタミ」の見た目の違いと、特徴を紹介しました。今回は、刺繍の文字がどんな構成になっているかを紹介します。

平面と立体

こちらのタタミ縫いは、平面で構成されています。
Adobe illustratorなどで作成した文字のアウトラインを、刺繍データ作成ソフトで刺繍データに変換すると、こんな感じになります。

縫い方も、塗り絵のような感じで縫っていきます。



一方、こちらのサテン縫いは、交差している部分が立体的です。
文字をパーツごとに分けて、重なり順を考慮した構成になっています。
Adobe illustrator などで作成するときは、重なり順を考慮してパーツごとに、別のレイヤーでデータを作ります。
刺繍データ作成ソフトで刺繍データに変換するときは、パーツごとに糸目の方向などを設定していきます。

縫い方は、字を書いているように縫っていきます。

※illustratorなどで作ったデザインや文字を刺繍データに変換するには、「 TAJIMA DG16 by Pulse 」などのベクトルを読み込める刺繍データ作成ソフトが必要です。


文字の刺繍・文字の構成はいかがでしたか?
刺繍された文字を見るとき、どんな構成で作られているかに注目してみてくださいね。


精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。


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