2020/10/12
サテンとタタミ
文字の刺繍
本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。
先日、はじめて刺繍機の購入を検討されているお客様から電話で、「Adobe illustratorで作った文字(AIデータ)を刺繍データに変換できますか?」とご質問を受けました。
どの様な縫い方をされるかお聞きしている中で、サテンとタタミの違いをご説明していたのですが、、、電話でお伝えするのは中々難しいですね。
そこで、同じ文字でサテンとタタミの縫いサンプルを作ってみました。
刺繍データを作る
まずは、刺繍データ作成ソフト「TAJIMA DG16 by Pulse」を使って刺繍データを作ります。
左の青い文字が「サテン」、右の赤い文字が「タタミ」の刺繍データです。
サテンは、文字のパーツの端と端を縫っていきますので、縫い目を拡大すると窓のブラインドみたいな感じです。
こちらのデータでは約5センチ四方で、ステッチ数が1182針です。
タタミは、畳の目の様に細かく縫っていきます。
こちらのデータでは約5センチ四方で、ステッチ数が2510針です。
細かく縫うので、サテンに比べると針数が倍以上ですね。
実際の刺繍ではどんな感じになるか縫ってみましょう。
サテンの文字とタタミの文字
同じ文字を使って、サテン(左)とタタミ(右)で縫ってみました。
サテンは、糸の光沢が綺麗に見えて立体感がありますね。
タタミは、畳の目の様に細かい縫い目です。サテンより強度が強く、耐久性の高い縫い方です。因みに、タタミの縫い目は、刺繍データ作成時に色々変える事ができます。
サテンとタタミの文字刺繍は、いかがでしたか?
縫い方によってこんなにも違って見えるのですね。
同じ糸を使っているのに、色々な表現が出来る刺繍って不思議ですね。
精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。