2020/9/7
帽子枠の紹介
本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。
刺繍が入った帽子を見る機会は多いと思います。
しかし、どの様にして帽子に刺繍を入れているかご存じですか?
今回は、帽子に刺繍を入れるときに欠かせない刺繍枠「帽子枠」を紹介します。
帽子枠に帽子をセットする
まずは、帽子枠に帽子をセットします。
セッティングフレームに帽子枠をセットし、ツバが上にくるようにして帽子を固定します。
その際、帽子の内側に折り曲げてある汗止めを、外側に引き出しておきます。
刺繍機に帽子枠をセットする
帽子枠をセットする為の帽子枠ユニットを刺繍機に取り付けた後、帽子枠をセットします。
ツバが刺繍機に当たらない様に90度回転させてからセットします。
帽子枠の動き
通常の刺繍枠は、前後左右と平面の動きをしますが、帽子枠は前後は平面、左右は回転する動きをします。帽子の曲面に沿って回転する事により、帽子の曲面部分に刺繍を入れる事ができます。
帽子に刺繍を入れる
実際に帽子に刺繍を入れてみましょう。
帽子枠の前後の平面移動と左右の回転移動により、帽子に刺繍が入っていきます。
帽子の刺繍データは180度回転したデータを使用します。
いかがでしたか?
帽子に入っている刺繍は、このような刺繍枠を使って施工されています。
通常の刺繍枠とは違い、前後の平面移動と左右の回転移動の複雑な枠の動きで出来上がっていく帽子の刺繍は、見ていても楽しいですよ。
帽子枠を使って、オリジナル刺繍入り帽子を作ってみませんか?
精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。