2020/6/1
これからフォト刺繍を始めたい人へ 前編
正直なところ、簡単ではない!
- SEIKEN2018 (2018年作)
フォト刺繍は簡単に作ることはできません!
いきなり話の腰を折るようなタイトルで申し訳ないのですが、もしあなたが私のサイトやInstagramを見て「刺繍機であんなのができるなら自分のビジネスに取り入れたい」とお考えになられたとしたなら、もう少しよく検討される事をおすすめします。
フォト刺繍は出来上がったものはネット上でも見ることができますが、掲載されている作品の制作過程までは知ることができません。
私もフォト刺繍を始めた頃はどうしたら良いのか分らなかったので、自分で試行錯誤するしかないと決心し、今日に至っています。
ブログでフォト刺繍の技術やノウハウを継続的に説明し、紹介しているのは私くらいだと思いますが、私の手法は複雑なのでフォト刺繍の経験者でも理解できないかも知れません。
ですから、本気でフォト刺繍を作ってみたいと考えるのでしたら、私に問い合わせてください。
私自身は今でこそフォト刺繍クリエーターとして活動していますが、元々はフォト刺繍の技術を確立し、タジマ刺繍機のお客様に紹介する事を目的としてフォト刺繍を始めたのです。
ところが、作っても作っても上手くいきません。
特に人物に関してはあまりの下手さに何年も作るのを止めていた程です。
なぜ人物がうまくいかなったかというと、糸の色を合わせることができなかったからです。
その後、更に試行錯誤を重ねてある程度ねらった色合いにフォト刺繍を作れるようになりましたが、いざお客様に紹介しようと思ったとき、「こんな面倒くさいこと、やってくれる人はいないな」という結論に達しました。
私にとってのフォト刺繍は多くの方が想像されているのと同じで、『パッとデータを作ってサーっと刺繍してしまう』モノになるはずだったのです!
しかし、現実は私がやりたくなかった事を全部やらなければ多くの人に認めてもらえるような作品は作れませんでした。
ですから私がやりたくなかった事が全部できる人ならフォト刺繍は作る事ができます。
しかし、簡単に作れないことは知って欲しいです。
ちなみに、私と同じ作り方をしている方は私を除いて2人だけです。2人のうち、お一人はタジマ刺繍機を初めて使われる方です。
ただし、技術、ノウハウを習得したとしても作品のクォリティは保証できません。
フォト刺繍は最終的に糸の色づかいで表現するものです。どのような糸でフォト刺繍を表現するのかは個人の感覚です。
相談してください!
タジマ刺繍機を使ってフォト刺繍をやりたいなら、是非、精研にご相談ください。
正直なところ、ここに書いただけでは中々伝わりにくいと感じています。
株式会社精研ショールームには私が作成したフォト刺繍作品の一部が展示してあります。
展示してある作品を見ながらフォト刺繍についていろいろ説明いたします。