2020/4/24
刺繍データ作成 1
刺繍の概念説明
刺繍は独自概念があるゆえに希少価値がある。
こんにちは、本日の精研ブログを担当いたします大森です。
よろしくお願いします。
本日はパンチング(刺繍データ作成)の初級編をご紹介します。
まず初めに「パンチング」って・・・
昔は刺繍機も電子化していない頃、針の落ちる位置を指定する為にロール紙に穴(パンチ)をあけて刺繍機に読み込ませ刺繍をしていました。
その名残から刺繍のデータを「パンチデータ」、刺繍のデータ作成を「パンチング」と言います。
パンチングをするにあたって刺繍の独自概念を勉強しなければ上手には出来ません。
刺繍には大きく分けて4つの独自概念があります。
刺繍には大きく分けて3つの縫い方があります。
その3つの縫い方によって刺繍が形成されています。
ランニングステッチ
1つ目の縫い方ランニングステッチ(走り縫い)といいます。
いわゆる普通のミシンの縫い方です。
縫い方は表側と裏側を等間隔で縫っていきます。
細かい線やデザインを表現するときに用いられます。
その他にも渡り糸や糸切りの回数を減らしたりとテクニカルな技を使うときにも大活躍します。
※この技は別のブログでご紹介致します
サテンステッチ
2つ目の縫い方サテンステッチと言います。
デザインの端と端を縫うステッチです。
ケースバイケースですが基本的には1mm~10mmの細いデザインを縫う場合に使用します。
このステッチは刺繍にボリューム感ができ、光沢もあり刺繍らしい美しい出来栄えとなります。
その他にもパターンも変えるとこのような縫い方もあります。
タタミステッチ
3つ目の縫い方タタミステッチと言います。
畳の目の様に細かく針を落として縫うステッチです。
基本的には5mm以上の広い面積のデザインを縫う場合に使用します。
プリントの表現と近い表現方法です。
他の比べて何かに引っかかって刺繍が損傷する確率が減るので、強度が高く長持ちするのが特徴です。
その他にもパターンも変えるとこのような縫い方もあります。
3つの縫い方で構成される刺繍
では3つの縫い方を勉強した上で、早速ですがこの画像をご覧ください。