2019/1/24
フォト刺繍について(3)
あるお客様の悩み
- フォト刺繍最新作 『チャンピオン』
あるお客様からの問い合わせ
平成30年12月12日に掲載の記事『フォト刺繍(フォトステッチについて)』 でフォト刺繍は簡単だ。糸も自由に選べばいいと書いたのですが、先日、初めてフォト刺繍に挑戦されるお客様から『樋口さん(私)の仰ることは分かったのですが、初めての私では糸を選べません。どの糸にしたら良いのかも分かりません。やはりある程度決まった糸のリストがあった方が良いのではないでしょうか。』というお問合せを頂きました。
このお客様はすでに刺しゅうPRO10をお持ちで、独自に糸リストも作成しておられたのですが、自由に選べと言われてもどの糸を選択すれば良いのか分からないのと、作品を作る度に新しい糸が必要になったとすると、費用にも限度があるとの事でした。
もっともなお話だと思いました。
確かにそうですよね。いきなり自由に・・・と言われても難しいかも知れません。糸を毎回購入する費用もバカになりませんし。刺繍業者さんのようにたくさんの種類の糸をすでにお持ちの方ならともかく、これから始める方にとっては悩ましいお話しです。
そのお客様は「ある程度の糸に絞ってフォト刺繍を始めたい」と仰っていて、私もそれが良いと思いました。
ご自身で選んだ糸だからこそ価値がある!
色の詳細な情報をソフトに登録しておくことで今まで以上に繊細なグラフィックを作ることが簡単にできるようになるフォト刺繍ですが、ここまでだとデジタルアートみたいなものです。刺繍して初めてフォト刺繍といえます。(当たり前ですが)
そうなると、どの糸を使って刺繍するのかが重要になってきます。
フォト刺繍にとって、まさに色(糸)使いこそオリジナリティが発揮される部分だと私は思います。
時間も手間もかかるし、予算にも限度があるかもしれません。しかし、その限られた環境の中、ご自身で選んだ糸だからこそ価値がある!
自らの色彩感覚で素晴らしい作品を作ってください。
インスタ始めました。
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