フォト刺繍について（２）

生地について

私がフォト刺繍を使用する時に使用している生地は白フェルトと黒フェルト。
白フェルトを使う時は明るい感じの画像、黒フェルトを使う時は暗い感じの画像といった具合に、作品するイメージによって使い分けてます。
ところが、黒フェルトを使う時だけ感じていたことがあり、今回テストしてみました。

この画像は同じデーター、同じ配色で白フェルトと黒フェルト両方の生地で縫い比べをしてみました。画像の上が白フェルト、下が黒フェルトで刺繍しています。
見比べてみてどうでしょうか。下の黒フェルトで刺繍した方は糸と糸の隙間から黒いノイズみたいなのが見えてますね。これは生地の黒フェルトが見えているんです。
一方上の白フェルトで刺繍した方は、ノイズのようなものは見えてませんし、何となく色合いも明るいですね。

こうして比較してみますと、黒フェルトは明るい糸で刺繍した部分は色全体が沈んでしまったように見えます。今回は良し悪しは別にして、使う生地によっても表現に差がでることを知っているとこれからの作品づくりに活用できると考えています。
想像では分かっていたのですが、実際にやってみると想像以上に違いが出るのでフォト刺繍のクリエイターさんは是非、一度お試しください。