2017/5/26
新しいフォト刺繍
『階段を登る人』
新しいフォト刺繍、『階段を登る人』が完成しました。
ところで、これまでずっとフォトステッチという呼称を使ってきたのですが、「フォト」はともかく、「ステッチ」といっても分かりにくいのでフォト刺繡と呼ぶことにしました。これで「フォト刺繍って何?」と聞かれたとしても、「写真(フォト)を刺繍にしたものです。」と簡潔に説明できます。それから、刺繍の作業時間は作る作品の大きさに合わせて増えてきます。
さて、このフォト刺繍ですが、最終的には色を合わせるだけなので簡単なのですが、簡単に行うためにはいくつか下準備が必要になります。これはかなり手間のかかる作業になります。また、刺繍の作業時間も相当かかります。因みに『階段を登る人』はたて575×よこ431ミリの大きさですが、刺繍の準備から完成まで1週間くらいかかります。
初めてフォト刺繡を行った場合、写真とフォト刺繡でかなり色差がでるかもしれません。ここからはある種、こだわりの世界で、できるだけ写真に近づけるのも良いし、刺繍作品としてあえて色が違うのを楽しむのも良いと思います。
完成するまでの簡単なスライドショーを作りましたので、ご覧ください。
「写真を刺繍に。」以前は「難しい」とか「できません」と言ってましたが、技術・ノウハウ的にはきちんとお伝えできるレベルになりました。機械で行うことなので、没個性な作品になってしまうのでないかと自問自答することもありましたが、全く同じことをしても各々の個性ある作品が作れると、今は思うようになりました。
あなたもフォト刺繍、挑戦してみませんか?