2017/01/10

刺しゅうでグラデーション

みなさんこんにちは。
刺しゅうに使うモチーフはいろいろありますが、あまり見かけないのがグラデーションを用いたモチーフではないでしょうか。
ところが、この間お店をブラブラ見て歩いてますと、あるブランドでカラフルなロゴの刺しゅうを施したアイテムを発見。1文字に5色くらい使用していました。
このロゴを考えたデザイナーさんはきっと刺しゅうでもグラデーションができないか考えられたのではないでしょうか。

そこで今回、弊社でもグラデーションさせた刺しゅうを考案してみようということで上の画像のようなフォントを作ってみました。

グラデーション柄をするのなら、複数の色の糸を撚り合わせて作った『段染め糸』があります。しかし、今回は敢えて面倒くさいことを承知の上でデーターを作り、色を合わせて作ってみました。

技術的なお話をするとこのフォントはPhoto刺繡(フォトステッチ)を応用して作っています。『簡単にできます!』とアピールしたいところですが、データー作成までに手間と時間がかかります。刺しゅうミシンそのものが付加価値の高いモノを作る機械ということもあるせいなのか、紹介する技法や装置、そして今回のようなちょっとしたアイデアも通常の刺しゅうよりは手間も時間もコストもかかります。

今回紹介したような手法や技術は決して万人向けするものではありません。しかし、知っているのと知らないのでは、刺しゅうでモノづくりをする上で大きく違ってくると私は思います。

年始の挨拶を除けばこの投稿が今年最初になりますが、今年も皆さんに役立つ情報を届けられるように努力したいと思います。よろしくお願いします。


『私もこういうの作ってみたい!』とおっしゃる方がいらっしゃったら遠慮なくお問合せくださいね!


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